こんにちは。日本トリムです。
先日、2月4日(土)ラーニングスクエア新橋(東京)にて
第10回電解水透析研究会が開催されました!
腎臓病の治療である血液透析は、透析液の希釈水として1回あたりに
約120リットルという大量の水が使用される治療法です。
血液透析は副作用の強い治療法で、その副作用は透析中に発生する
酸化ストレスや炎症が深く関わっていることが、明らかにされてきました。
そこで、透析液の希釈水に水素が付加された電解水素水を使用することで、
酸化ストレスや炎症を抑え、倦怠感などの副作用を軽減することが期待されており、
今日まで研究が進んできました。
今回の研究会は、記念すべき第10回目の開催であり、
また今回から電解水透析研究会は日本透析医学会が指定する「全国規模学術集会」というものに
指定されています。
この研究会に参加すると、
透析の専門医や指導医の認定や、
更新の際に必要な単位のうち3単位が取得できるのです。
なので運営も今まで以上に気合が入っていたとか。
そんな節目第10回電解水透析研究会には、100名以上の方にお集まりいただきました。
100名を超える方にご参加いただくのは、今回が初めてとのことで、
多くの方に興味、関心を持っていただいていることがうかがえました。
研究会内では、電解水透析を導入している病院の先生や技師の方からの
効果やデータ、患者さんからの反応について発表が行われ、
研究者の方からはこれまでの経過、観察と今後の課題についての話がなされました。
特別講演は、理化学研究所 ライフサイエンス技術基盤研究センターから
講師をお迎えし、「疲労の最新研究」についての講演が行われました。
電解水透析を使用して患者さんの治療にあたられている、
先生や技師さんの話を直接聞くことができ、
中には「車いすで通院していた方が、数週間後には歩いて通院するようになった」
「透析治療後にも副作用があまり出なくなるので、患者さんがすぐに帰宅するため
『あの病院の透析患者さんは逃げ足がはやい』と言われる」
などリアルな声も聞くことのできる貴重な時間でもありました。
昨年、6月には電解水透析に関する総説論文が日本透析医学会公式欧文誌に掲載されました。
総説論文というのは、これまでに研究結果が論文として多数発表されていなければ、
出すことができない論文です。
10年以上かけて研究してきたデータや成果がそれだけ蓄積されてきたということになります。
これからはさらに普及に力を入れていくとともに、
透析患者さんのQOL(生活の質)を改善する電解水透析という方法が
世の中に認知していけるよう日本トリムとしても、日々尽力してまいります!