こんにちは、日本トリムです。
6月29日(金)から7月1日(日)の日程で
第63回日本透析医学会学術集会が神戸の国際会議場他で開催されました。
2018学術集会のテーマは「腎甦絶技」
例年来場者数は2万人を超えており、
今回も医療関係者(医師、看護師、技師、栄養士etc.)を中心に
多くの方々が各会場に来場されました。
それぞれ神戸にある国際会議場、国際展示場、ポートピアホテル、
ワールド記念ホール、アリストンホテルが会場となりました
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聖路加病院の中山昌明先生と伊丹腎クリニックの伊丹儀友先生の
ランチョンセミナーでは、用意した250席全てがあっという間に埋まり
次世代透析への関心の高さがうかがえました。
『エビデンスに基づく次世代透析‐電解水透析療法‐』を演題として
お2人が講演されました。
中山先生からはこれまでの電解水透析開発の経緯から始まり、
5年間の観察調査の結果として「死亡と心血管合併症の複合発生リスクを
統計学的に解析したところ、通常透析を1とした時に電解水透析は0.594であった。
つまり複合発生リスクを41%軽減した」旨の発表がありました。
伊丹先生からはこれまで日鋼記念病院や東室蘭サテライトクリニックで
集計した患者のQOL(生活の質)向上のデータを様々な項目で発表されました。
また、展示会場の透析用ブース・家庭用ブースにも沢山の方がいらっしゃいました。
ブースに用意した電解水透析に関するアンケートでは、
約400人もの来訪者から「透析困難症(透析中に発生する一過性の透析合併症で、
透析の継続が困難となる病態のこと)の患者さんに使用してみたい」、
「患者さんの生命・透析予後の改善に期待」などの
前向きなご意見からご要望まで沢山の貴重なお声を頂きました。
電解水素水技術の血液透析応用は社会的意義と将来性が高い事業です。
引き続き積極的な研究とともに電解水透析の普及に努めてまいります。
※次回の第64回日本透析医学会学術集会はパシフィコ横浜にて
平成31年6月28日(金)~6月30日(日)の日程で開催される予定です。