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2021.02.24
次亜塩素酸水生成器「TRIM JIA（トリムジア）」に関する講演を行いました！
こんにちは、日本トリムです。
新型コロナウイルスのワクチン接種が国内で始まったということで、一日も早く終息に向かうことを願うばかりです。
引き続き、日頃の手洗い・うがいに加え、消毒作業も丁寧に行うよう心がけていきましょうね。
さて、2月17日に日比谷図書館文化大ホール（東京都千代田区）にて、一般財団法人機能水研究復興財団による、第80回ウォーター研究会セミナーが開催されました。
そこで日本トリムの専務取締役・田原が、財団より依頼を受け、「新規開発した酸性電解水（次亜塩素酸水）生成装置のJIS規格自主適合宣言について」をテーマに登壇しましたので、少しご紹介します！
講演をする田原。WEBでの視聴が可能でした
日本トリムは、昨年12月より、除菌水として使用される「次亜塩素酸水」をご家庭で簡単に生成できる「貯槽式次亜塩素酸水生成器『TRIM JIA（トリムジア）』」を先行販売しております。
本講演では、そのトリムジアを開発するにあたっての経緯や、苦労話を田原がお話しました。
初めてのJIS規格適合の次亜塩素酸水生成器をつくりたい
新型コロナウイルス感染拡大により、アルコール消毒薬が一時品薄になり、その代替品として注目されるようになった次亜塩素酸水。日本トリムもユーザー様などから次亜塩素酸水の器械のご要望をいただいたり、次亜塩素酸水が新型コロナウイルスへ有効であることを公に発表されたこともあったことから、製品開発することを決意しました。
そこで次のようなコンセプトを決めました。
・JIS規格適合製品であること
様々な次亜塩素酸水に関する製品が発売されている中で、やはり日本独自の国家規格「JIS」に適合した製品をつくりたいと思いました。
・整水器メーカーなので、家庭用の製品であること
業務用に発売されているものも多いですが、日本トリムはご家庭での使用を想定した製品をつくることにしました。
・新型コロナウイルスの対策に有効な次亜塩素酸水をつくることができること
拭き掃除で新型コロナウイルス対策に有効とされるのは、有効塩素80ppm以上を満たすことが必要とのことで、それに対応するモードを実装することにしました。
トリムジアの開発で苦労したこと
トリムジアを開発する際、内部に設置している電極の溶出試験や、次亜塩素酸水の殺菌試験などさまざまな試験をクリアする必要がありました。
電極の溶出試験
トリムジアは、電解水素水整水器と同じように電極板を使った構造になっています。その電極板には整水器同様、コーティングをする必要があるのですが、整水器と仕様が異なるので、開発は難しいものでした。
JISの試験ではコーティングの良し悪しを確認する試験があります。こちらで実施した予備試験では問題なかったのですが、JISの本試験ではまさかの不合格...。
コーティングに厚みを加えることで、合格することができました。
JIS規格の自己適合試験
JIS規格を適合するには、試験を受ける必要があります。例えば整水器だと、1つの機関に依頼をすれば適合試験が完結します。しかしながら、次亜塩素酸水生成器は全ての試験を実施できる機関が現時点ではまだないため、項目（機構・電気、電極性能、殺菌）ごとにそれぞれ別の機関に試験を依頼しないといけませんでした。
市場では、殺菌試験のみを実施して「JIS適合商品として認定された」として販売されている商品もありますが、日本トリムはどうしても認証をしっかりと取得してお客様に提供したいと考えました。試験機関を探して実際に試験を委託する作業はなかなか大変でしたが、いくつもの試験をクリアし、胸を張って「JIS B 8701:2017」の適合する製品として宣言することができるようになりました。
日々お客様にトリムジアをご活用いただくために
トリムジアはJISに規定されている殺菌性能は無事にクリアしました。でも、いまお客様が次亜塩素酸水に一番求めるものとは、新型コロナウイルスへの有効性であると日本トリムは考えています。
昨年6月に、独立行政法人製品評価技術基盤機構が、次亜塩素酸水が新型コロナウイルスへ有効であると発表しましたが、日本トリムも新型コロナウイルスに対する次亜塩素酸水の有効性を独自に引き続き調査しています。
トリムジアを開発してそれで終わり、ではなく、お客様の今後の健康維持、衛生管理に役立てて頂けるように、また安心した生活を送っていただくためにも、日本トリムは調査・情報発信を積極的に行ってまいります。
